先日、埼玉県さいたま市にあるミネラルウォーターサウンドスタジオで、Nyan7の新曲、「RE-MARKABLE!」のレコーディングを行いました。
私がプロデュースを始めてからおよそ1年。ようやくリリースが決定したこの曲のレコーディングということで、珠居ちづるはもちろん、私まで気合が入った感じ(笑)でスタジオに向かいました。
この日は天気にも恵まれ(レコーディングには関係ないけど。笑)とても気持ちのいい日でした。
東京を拠点にしているNyan7がなぜさいたま市のスタジオでレコーディングを行ったのは、「RE-MARKABLE!」を作曲してくれたTsuyo-Bさんの本拠地が埼玉だったからなんです。
ミネラルウォーターサウンドスタジオはとてもアットフォームな音楽スタジオで、快適にレコーディングさせていただきました。
ところで、楽曲のレコーディングには、通常ディレクターというポジションの人が立ち会います。いわば楽曲の仕上がりをジャッジする立場のポジションです。
メジャー系のCDには必ずクレジットされている楽曲の仕上がりを大きく左右する重要なポジションです。音楽の感性はもちろん、レコーディング技術などの豊富な知識が求められます。
インディーズの音楽や地下アイドルの現場では、ディレクターは作曲者やプロデューサーが兼務することが多いです。
きっと誤解している方が多いと思うので今回はここでご紹介しますが、今のレコーディング技術や加工技術で、録音さえすればなんとでもなると考えているインディーズ系、地下アイドル系のプロデューサーさんは多いと思います。クオリティーを追求するならば、実はそれは大きな間違いです。
今の技術では大体の修正は可能ですが、修正できないことが一つあります。それは歌に込められた音の表情や、ニュアンスです。
それらは、歌い手の発声や発音、音の強弱などから感じられるものなのですが、これだけは今の技術では修正できません。
その部分をジャッジするのが、ディレクターの仕事なんです。音の表情やニュアンスを大切にしたレコーディングとそうでない音源は、クオリティーにおいて雲泥の差が生まれます。
今回の「RE-MARKABLE!」レコーディングでは、作曲のTsuyo-Bさんがディレクションを担当してくれました。録音では、レコーディングエンジニアうめざわまさひろさんからも的確な意見をいただきながら、ちづるがなんども修正や歌い直しをしながらテイクを重ね、最適で最良のテイクをチョイスしていくという作業が続きました。
地下アイドルの現場では、こうした作業を丁寧に行ってくれる作曲家さんやレコーディングエンジニアさん、レコーディングスタジオは、残念ながらとても少ないです。
また、「作曲できる!」と気軽に言って仕事を引き受けながら、いざレコーディングを行う現場では、なんの指示もなんのジャッジも出来ない作曲家さんが多いのも事実です。
低予算だから仕方がないといえばそれまでですが、私はこうした“CDを聞いてくださる方”を考えて、楽曲制作や音源制作をしてくださる方々と作品作りはしていきたいです。
そんなわけで、「RE-MARKABLE!」はとても良い歌が録音できました!ちづるが歌った歌がCDとして製品化され、皆様に聞いていただくまでもうしばらくお待ちください。
さて現在ライブ会場で、「RE-MARKABLE!」のジャケットで使用する写真を選んでいただく企画を行なっています。
ライブ会場で実際に楽曲をお聞きいただいた方の楽曲に対するイメージがどの写真になるのか、私たちも楽しみながら皆様に写真をお選びいただいています。
それぞれが個性的な写真となっているので、その写真のうちどれが今のNyan7らしい写真か。そして、皆様がお聞き頂いた『RE-MARKABLE!』にはどんな写真があっているかを、皆様にお選び頂き、投票の上ジャケットに使用する写真を決定したいと思います。
投票はライブ会場で行えます。
方法は簡単!今回投票用に 3枚のジャケット候補写真を使ったブロマイドをご用意しています。それぞれのライブの物販で、お客様には、その中からお気に入りのもの一つお選びいただきます。
そのお選びいただいた写真を1票とさせていただきます。もちろんお選びいただきたブロマイドは差し上げます。なお、お一人さまにつき投票は1度だけとさせていただきます。ご用意したブロマイドがなくなり次第投票は終了の予定です。
結果発表は、1月23日のスタクラ感謝祭で行います。(この日もブロマイドが残っていたら投票を行う予定です)
皆様、是非ライブに足をお運び頂き、Nyan7の新しいCD作りにご参加ください!
どうぞよろしくお願いします!
「RE-MARKABLE!」ぜひお楽しみに!